Suicide Silence/ デスコア/ ブルー...
THE HELL SONGというあの有名な曲もあり、それもとてもいいのですが、雰囲気で言ったらこれに優る地獄の曲がありましょうか。
ただ歌詞はとてもシンプル。これを普通のメロディーにのせて歌われたもんならたまったもんじゃない！くらいのシンプルかつストレート加減。（歌詞はこちら）しかし雰囲気では大衆に媚びる事の無いような彼らの姿勢。なんて粋なの！！
彼らのなにがいいってヴォーカルとバンド体制がかっこいい。他のメンバーが、蛮人、蛮人、蛮人、蛮人…いや、バーバリアン、バーバリアン、バーバリアン、バーバリアン…ときた所でのイケメン！今風のスラッとしてシュッとした感じのイケメン。カマキリのようなイケメン。タトゥーのセンスも素晴らしい。普通ならスクリーモのようなバンドでクリーンの方を担当するような雰囲気。そんな彼がこのとんでもない地獄のような雰囲気のバンドの中心にいるというそのギャップ。何を言ってるかほぼ解せないそのグロウル。いとをかし。
彼らを初めて知ったのは２年くらい前。でも彼らのミュージックビデオを観て曲を聴いて、「なにこれ呪われちゃうっ…！！」なんて思ってそれからあまり聴かず。その頃はデスコアもガテラルっぽいのがタイプじゃなくて聴いてなかった。でもたまにやっぱり久しぶりに聴いてみようと思い聴く…「だめ、やっぱり呪われちゃうっ…」ってのを繰り返してたら１年くらい前から段々デスコアも、このブルータル感に特化した感じが清々しいと聴くようになり。
でも本当に誰かを呪いたいやつらはもっと甘い雰囲気で迫りよってくるはずだもの。こんな見た目バーバリアンのような人達だからこそ実は、道に迷って雨に濡れた仔犬にホットミルクをあげるような天使の様な魂の持ち主だと期待したいじゃありませんか。
そしたらその頃TwitterでそのヴォーカルMitch Luckerがバイク事故で亡くなったという情報を知りまして。好きになり始めた時だったから久しぶりに誰かの死で衝撃を受けた。ご冥福を…とRIPとかは好きじゃないからその言葉を使う代わりに、彼らの音楽を聴いて今日もかっこいい！！と思ってる事を彼に伝えたい。
