GARNET CROWの解散について

GARNET CROW/ メロディアス

GARNET CROWが解散したようです。

GARNET CROWといえば名探偵コナンを思い出す人も少なくないはず。そういう自分も小学校か中学校か、結構長い間コナンを見てきたので彼らはよく知っています。恐らく今の20代くらいの人たちはコナン最盛期の時代の人だったのではないかと。

まず僕のLast.fmを見て頂きたい。

このベスト１〜１５までのアーティストは大体洋楽のハードコアもしくはロックなのですが、ただ一つ１０位に紛れ込む日本のアーティスト、それがGARNET CROWなのです。つまり彼らは欠かせなかったバンドなのです。

よくあるのがそのアニメが好きだからその挿入歌が好きになるパターン。その挿入歌によってその好きなアニメの雰囲気や内容を思い出せるからそのバンド、曲が好きになるといったような。そのパターンで僕はコードギアスではORANGE RANGEを聴く事さえもあります。でも自分はそこまでコナンのアニメ自体が好きな訳でもなく、小さい頃にありがちな、ヒロイン、コナンで言うなら蘭、を好きになっちゃったという訳でもない。アニメに対する思いからのバンドが好き、ではどうやらないようです。

なぜそれほどまでに好きになったのか。ヴォーカルの彼女も歌が超絶うまい！って訳ではない。そして彼らのメロディーも洋楽志向な自分にはすごく響くって訳でもない。でも一つ確実に特徴的なのは彼女の声で、あれがどうしても聴いていると何とも言えない気持ちになる。安心するというか切なくなるというか。それが一番の要因なのかもしれません。うまいうまくないじゃなくて、声で聴く、っていうバンドは今までないから、それがやっぱり日本のバンドでしかあり得ない事だったのかなと。

でももう一つあり得るのはやっぱり懐かしいさを感じさせるのがあるのかも。なにがとか、いつがとか具体的なポイントではなくて、子供の頃の曖昧な時間を思い出させるっていう。子供の頃明確な意志があって選ぶ訳でもなく、ただ決まったように、決まった時間に流れているアニメで、当たり前のように流れていた曲が、何か自分のどこかに刷り込まれているのかも。それがぼやっとした過去を思い出させて懐かしいというか。

ということで一番好きな曲を。PVもない曲のようですが聴いてみて頂きたい！この曲に限ってはイントロが素晴らしくメロディアス。とても切ない。SPARKLE ~筋書き通りのスカイブルー~、というアルバムに入ってます。