プラトン – パイドン

パイドンを読んだレビュー、いなそんな大層なものではなく感想です。僕はこういった類いの本以外はほとんど読まないのでレビューなんて大層なことはできません。しかしながら自分が日常で考えてたことと交えて身近な感じで感想を言えたらいいなと思います。そして解釈が間違ってるかもしれないのでどこからかフィロソファーがこのブログに訪れてきてくれた時には教えて頂きたい!

昔のブログを読んでくれた方々には同じような内容になるかもしれないけどお許しを!でもちょっとリヴァイズはしている!というのもこの記事はなんとなく残しておきたくて、そしてアマゾンのアフィリエイトの承認が通ったのでその試しもしてみたく。とは言うもののこんな普通の誰かよくわからないやつが書くテーマもバラバラなブログでアフィリエイトをしたところで全く意味はないし、SEO対策も特にはしてないし、広告だらけになるとユーザビリティもあれだし、ってユーザビリティなんて考えるほどの有名ブログでもない訳だし、挿絵程度に利用していこうかなと思ってます。

数週間くらい前の話だけどパイドンを読み終わりました。パイドンとは、プラトンがソクラテスが監獄で毒杯を仰いで死ぬ前にした弟子たちとの対話を記したやつです。

僕は普段自分の精神と肉体との間のどうしようもなさでもがいているので、その辺に心当たりのある人にはおすすめな本です。ソクラテスのアニキがその辺をいっぱい教えてくれます。僕は今まで精神だってこの肉体を借りている以上は肉体に影響されることを逃れることはできず、わからないところで影響されていて、自分が純粋だって思っていることも実は不純なんじゃないかと思ったりして。でもその辺の説明もソクラテスはこの本でしてくれていました。でもそれがわかったようなわからないようなって感じでまだ僕にはぱっとしないのですが…

電車の中でクライマックスに差し当たりもう目からあれが出そうになっちゃいまして、でも今日はヒゲを剃っていなかったからマスクをしていたのでなんとか誤摩化せました。ヒゲ剃らなかった日はマスクをしていくという手段を最近はたまに使います。そんな話は置いといて、やはりソクラテスの死に際の潔さが究極すぎてとんでもない。

もうすぐ自分で毒杯を飲んで死ななきゃいけないソクラテスを目の前に泣きじゃくる弟子たちに向かって、ポップに説明すると、

泣くんじゃないよお前たち、おれの精神はこれからこの肉体という
不純で有限で欲望だらけの監獄から脱出して、
純粋で肉体なんかの影響を受けない清らかなものとなり、あの世にいくんだよ。
今までおれたちが哲学してきたのだってこれの練習のようなもんだったでしょうよ。
肉体の影響を受けない純粋な魂自体で考えるってことがさ。
何を恐れることがあるってんだよ、第一恐れるなんて死んだこともないのに死をいかにも知ってるように思い込んでるやつらが言ってるだけじゃないか。

SO…
DON’T CRY DUDES!!
AND BURY ME AFTER I AM GONE.

ってな具合で弟子たちを慰め、最後の一言は、


ねえクリトン、そーいやアスクレピオスに雄鶏一羽の借りあったから返しといて?忘れないでよ?頼んだぜ


わかったよアニキ。でも他になんか言うことはないの?

そう聞いた時にはもう彼は何も答えられなかったらしいです。

そんな…悲しい!!なんなのアニキ!じゃなくてソクラテス!!
あのように言われようども悲しくないことがありましょうかソクラテス、ありませんともソクラテス!!
そしてクリトンをあだ名でクリちゃんと呼んでた可能性はありましょうかソクラテス!
あるともないとも言えませんともソクラテス!!

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プラトン – パイドン」への2件のフィードバック

  1. アバターNY

    私もこの体でなければよりポップてワイルドな心構えがもてたんじゃないかと、15年くらい前からくよくよしてることが多いですが。パイドン面白そうですね。物まねはいやだけど、アニキ系の本あたしも読んでみようかしら。
    と思いました。ごめんなさい。

    返信
    1. アバターtkoshimizu 投稿作成者

      ポップでワイルドな心構えなら精神の方でどうにかなるはずさ!それはあなたの肉体に決めさせちゃならんですぜ!!

      ソクラテスの弁明、パイドンあたりは鉄板のようなのでチェックして損はないはず!そして古代ギリシャ系のは大体シンプルでわかりやすい。ソクラテス自身は生きた対話を重視したから本自体は書いてないけど、弟子達が彼の意向を尊重するように対話形式で大体の本は書かれてるからね!自分がソクラテスにいろいろ教えてもらってるような感じで読めまっせ!

      そこにものまねなどはなく、そんな話ができる人が一人でも増えたら僕は、うれしいわん!!

      そしてコメント、マンケシェン!!!!!

      返信

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