映画 – スーパー・チューズデー ~正義を売った日~

闇の中の心理戦

映画「スーパー・チューズデー ~正義を売った日~」のレビュー、感想、評価です。

評価

★★★★☆

スーパー・チューズデー ~正義を売った日~ [DVD]

(補足)
★★★★★ 素晴らしい、また観たい。何回も観るほど良くなる。
★★★★☆ なかなかいい。もう一回観るかはわからないが満足。
★★★☆☆ 普通。二回は観ない。
★★☆☆☆ 観なくても良かった。
★☆☆☆☆ 時間の無駄だった。

予告トレーラー

あらすじ

アメリカ合衆国大統領選に向け、民主党予備選に立候補するマイク・モリス(ジョージ・クルーニー)。その選挙キャンペーンの参謀役としてマイクを圧倒的に支持するスティーヴン(ライアン・ゴズリング)。彼らに対するはライバルのプルマン陣営。ある日プルマンの参謀役であるトムからスティーヴンに電話がかかってくる。そこから互いの陣営、自陣営内での駆け引きが始まっていく。

感想

最近個人的にはジョセフ・ゴードン=レヴィットの次にはまっている、ライアン・ゴズリング、親しみを込めて呼べばゴズリンちゃん!ということで観ました。なぜそこまではまったかは映画 – ドライヴのレビューを観て頂けるとおわかり頂けます。そしてなにか正義が関係する話だったようなので。

しかしながら僕自身は全く政治に興味がなく、誰だかよくわからない人たちが、どこだかよくわからないところで、なんだかよくわからないことをやってる、くらいのイメージしか政治にはなく…あらすじ書くのも困っちゃうくらいでしたよ。

でもそのイメージもあながち間違っちゃいなくて、この映画でもそのような裏というか闇というか政治のそういった部分がすごく描かれていた気がします。実際にはその闇があるのかもわからないし、どんなのかも知らないけど、そういうことは絶対あるだろうなっていうリアリティ。

そしてその中で繰り広げられる汚い駆け引きや、精神的な駆け引き。まずライアン・ゴズリングのスティーヴンの役が、超頭のきれるコンサル脳ということで、全体的に会話がとてもきれきれです。退屈な会話はなくて常になにかその言葉には裏が隠されてるんじゃないかって思ったり、日本語訳にしたとしても引き込まれる会話の雰囲気。この映画だと誰かが誰かに殺されたとかそういうことはなくて、そういう衝撃的な展開がなくてもインテリなやつらの会話ってだけで引き込まれる。

個人的にはスティーヴンの上司ポールの正義感というか価値観が語られた時が良かったです。汚い駆け引きの中でも彼には彼なりの価値観があってそこは譲ることができないっていうのが。

大統領になりたいという人でもやっぱりその人がだけじゃ理想的になりすぎちゃうところを、ポールとスティーヴンのコンサル的な客観的で現実主義的な考え方でマイクを裏から操っていくっていうところが参謀感溢れてて気持ちよかったです。裏方のかっこよさっていうんですかね。ブレイン?とも言うんですかね?

それにしてもドライヴに続きライアンゴズリングを観たので、ライアンゴズリングを怒らせたら怖いですよ!っていうイメージがついちゃいました。この映画でも彼が怒ったらどうなることになるか!それも見所ですね。あとはスーツの着こなしもとてもかっこいいです。この映画でもグローヴしてるしね!

あとは24のローガン大統領もちょい役で出ますよ。やっぱり彼は大統領役ではありませんでしたが。

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